Oil prices 'may have bottomed out' - March 11, 2016
国際エネルギー機関IEAは月報の中で「原油価格が底打ちした兆候が見られる」と述べています。現在米・原油先物は1バレル30ドル台後半で取引されていますが、これは2月安値から50%程上昇した水準です。
理由は需給にあります。まず供給量の面からですが、非OPEC国による2016年の原油供給量が当初の見込みから25%程少ない750,000バレル/日程度まで減少する見込みとなっています。米国での稼働リグ数が2014年のピーク時から76%程少なくなっており、ブラジルやコロンビア、中国、カザフスタンも同様に生産量を削減する計画です。
またイランの原油市場に対する影響が予想されていた程大きくない可能性がある点も挙げられます。当初は制裁解除後直後から500,000バレル/日程度まで生産量が増える見込みでしたが、IEAのデータによると2月時点で220,000バレル/日に留まっています。また主要な産油国が生産調整を図るのではないかという思惑も原油価格の高騰をもたらしました。サウジアラビアとロシアは他国の同意という条件付きですが、生産量を1月の水準に維持する事で同意しています。
ただIEAは最近の価格高騰を以て原油価格が最悪期を脱したと判断する事には否定的です。世界経済の停滞により原油需要は十分とは言えず、2015年の1,8百万バレル/日に比べて2016年は1.2百万バレル/日に留まる見込みとなっています。そして中国の景気先行きへの懸念やドル高により更にダウンサイドへのリスクを抱えています。また急激な原油価格の上昇もまた需要へ悪影響をもたらすとIEAは警告しています。
⇒http://money.cnn.com/2016/03/11/news/economy/oil-prices-bottom-iea/index.html?iid=hp-toplead-intl
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