2016年2月21日日曜日

【原油】投機筋のポジションから占う原油価格

19日のWTI原油先物は$31.95/bllと下落して取引を終了しました。主要産油国による増産凍結案について、イランが凍結実施を明言していないため実効性に懐疑的な見方が強まり、売り物が先行したためです。ベネズエラとイランの間で協議が行われている模様ですが、制裁解除直後のイランが応じるか状況は不透明な状況です。

毎週金曜日のNY時間の取引終了後、米国の商品先物取引委員会(CFTC)から国内の各取引所の建玉明細が発表されます。現地時間の毎週火曜日の取引終了後に報告されたポジションなので少しタイムラグはありますが、特に大口投機筋(非商業部門=ファンド勢)の動向は今後の価格を占う上でも注目されています。


2月16日分が19日に公表されています。NY原油のネットポジションは+158,987枚の買越しとなっていますが、先週比では-28,890と大幅に減少しています。このCFTCのネットポジションですが、買越し枚数は原油価格の長期低迷を受けて約3年振りの少なさとなっています。

原油先物は基本的にネットが買越しになっているため、その価格は投機筋の売り残と価格の逆相関係数が0.87と高くなっています。その事からは今後も下落基調が続く事を伺わせますが、現在の売り残は過去最高水準にまで増加しています。こういった"売りポジション"は将来の買い圧力にもなりますので、「原油価格の下値は限られ、上昇に転じる」と考えられる根拠の1つにもなっています。

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