2016年1月31日日曜日

南アフリカランドの上昇はどこまで続く??

今月の南アフリカランドは非常に値動きの荒い1ヶ月となりました。11日早朝にはリーマンショック時以上のボラティリティを伴いながら対ドル対円で史上最安値を更新し、その後は切り返して7.6円台で取引を終えました。高金利通貨のため高いスワップ金利が貯まる事から人気の通貨ですが、南アフリカの経済基盤は脆弱で、高いインフレ率、不安定な電力供給、鉱山で頻発するストライキ、拡大する財政赤字など成長への見通しはあまり良くありません。

12月にはネネ財務相を解任した事で財政政策に対する懸念も高まりました。現在の支出抑制政策から歳出拡大へと転換されれば国債の格下げ圧力も強くなり、更なるランド安をもたらす事になります。ただ2月末には新年度予算が発表予定となりますが、財政赤字削減方針が維持されれば市場からの信頼も高まりそうです。コモディティ価格の下落も南アフリカ経済へは打撃となりますが、原油に関しては純輸入国となっているのでプラスに作用します。

南アフリカランドはここ3年程は9円から11円のレンジで取引されていましたが、去年8月以降はそのレンジを下方ブレイクし不安定な推移となっております。11日の安値6.4円を底と仮定すると過去の値上がり率から上値はどの程度になるか予想してみました。


2005年5月安値15.7円⇒2005年12月19.2円(122%上昇)

2006年10月安値14.8円⇒2007年7月17.2円(116%)

2007年8月安値14.8円⇒2007年1月17.8円(120%)

2008年3月安値11.8円⇒2008年8月15.0円(127%)

2008年10月安値7.85円⇒2010年3月13.0円(165%)

2011年11月安値9.0円⇒2012年3月12.0円(133%)

2012年10月安値8.7円⇒2013年2月10.6円(122%)

2014年2月安値9.0円⇒2014年11月10.7円(118%)


リーマンショック後からはリバウンドも大きくなりましたが、これまでは安値を付けてから半年で120-130%上昇し高値を付けている事が多い傾向になります。(調整を経てその後更に上昇しているケースもありますが) 今回も同様に当てはめると、7.7~8.3円が当面の高値になるかと思います。ただ今回は29日のNYクローズ時点で7.6円を付けており、多少上振れする可能性も高いかも。


☆2016年1月安値6.4円⇒目標値7.7~8.3円(120%-130%)

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